初夏

ありがとう、8刷り突入です!!

 おかげさまで重版8度目! こんなにたくさんの方に手にとっていただき、本当に幸せです。
 去年の今頃はまだ執筆中でしたものね。あの頃の苦労を思い出すと夢のよう。本当にありがとうございました。
 ここのところ講演も多いのですが、年配のお客様が多い会場などでは、皆さん、歴史をよくご存じ。いい年してる私でも小娘に見えるのか、いろんな雑学をご教示くださるのですが、そのたび感じるのは、人間、歴史を単なる教養や知識にしちゃいけない、ってこと。どれだけたくさんのことを知っていても、尊敬されるのは知識の多さではなく、それをいかに自分の有りように並ばせることのできる想像力を持っているか、ということなんだと痛感します。
 だって私も、一冊書くのにものすごい知識豊富になって、あれも書きたいこれも書いておきたいと、自分の物知りを見せびらかしたくなる俗物なんですが、それを書かずに氷山の底辺に沈めるのは、かなり高度と思う。でもきっと知らないよりは知ってる方が頂上がたしかなものになると信じて。

 23日の朝日新聞で川名記者が、この作品を「沈滞する関西経済界へのヒント」として取り上げ、すばらしいインタビュー記事を書いてくださいました。まさに「歴史をどう活かすか」の課題に切り込む記者の目。反響も大きいです。深謝。
by 玉岡かおる  at 09:57 |  日記 |   |   |  page top ↑

飽きない・・明治の建築

 東京での打ち合わせは、新幹線の乗降に近い、という理由で、よく丸の内を利用します。丸ビルからだと、東京駅がうぐ目の下に見えているので、時間が来たら走って行ける、というのが利点。(本当に比しで走ってあわや最終乗り遅れるところを駆け込みセーフ、ということもありましたが)
 窓の下に見下ろすレンガ作りの東京駅は、私の好きな建物の一つ。『お家さん』で台湾に取材に言った時も、現存する台湾鉄道の駅舎に、「あっ、東京駅だ」と反応できたのも、そのおかげ。
 夜に東京駅に着いたなら、メトロではなくタクシーで異動することにしているのも、江戸城付近、ライトアップされてる建物を眺めながら行けるため。東京には、歴史的な古いビルディングが本当にたくさんあるんですよね。
 神戸でも、居留地界隈、古いものが保存されていて、何度訪ねて行っても見飽きませんが、数の多さではやっぱり東京にはかないませんから。

 ってことで、今回、BS11(ビー・エス・イレブン)の『大人の自由時間』では、大好きな明治の建徳について語る機会をいただきました。
 おなじみバーチャル文壇バーのママ(司会)は阿川佐和子さん。ゲストは建築写真家の増田彰久さんです。
 
 私と阿川さんは、ヴォーリズの設計した大学キャンパスで学んだ、という共通項から、建築としての大学を語り、増田さんとは、広く近代建築についてお話できtらと思っています。
 建物って、そこにあるだけで、そのエントランスをくぐり、そこで出逢い、話し、すれ違っていった無数の人間のドラマを想像させてやまないから好き。きっと今回も話は尽きないと思います。24日、ごご7時、生放送。ぜひ、見てくださいね。
 
by 玉岡かおる  at 09:58 |  日記 |   |   |  page top ↑

やっと観られた 『ウイキッド』最高の舞台

 何度も何度も東京には来ているのに、なぜか観る機会に恵まれなかった劇団四季『ウイキッド』。  汐留にある劇場「海」で膜を明けてから一年になるのに、やっと観ることができました。

 今日は雨。それでも劇場は満員御礼、ぎっしりの観客で湿度もより高い気がするほど。いつもながらすごい人気ですわ。
 それもそのはず、今、いちばん新しい、いちばんノリに乗ってるミュージカル、と言ってもいいのがこの『ウイキッド』。
 私も少女の頃大好きだった『オズの魔法使い』のあの物語の、描かれなかった本当のお話、というだけでもぞくぞくします。
 そして実際、本当に意表を突くストーリー展開には、『オズ・・』ファンも唖然。
 そうか、こういう真相が隠されていたのがあの物語だったのか、とうなってしまいます。 
 だってねえ、まさか、ドロシーに退治された悪い魔女が本当はこーんな人で、ドロシーの仲間のブリキ男の過去はこーんなだったとか、ライオンが勇気をなくしたわけがこーんなんで、かかしが実はあの人だった! ・・なーんて、もう、ビックリの連続。
 それより何より、この舞台のすごいのは、なんといってもヒロイン二人の歌のうまさ。もう圧巻です。
 言うまでもなくこの物語は、生き方をたがえていく二人の魔女役が、それぞれ力量的に相い並びたたないと成り立たないのですが、ちゃんと二人を用意できる劇団四季の女優陣の層の厚さに、あらためてすごいなあとため息つかされるとともに、その歌唱力を堪能させられます。
 とりわけ、以前インタビューさせてもらった浜田めぐみさん、アイーダで素顔を拝見しましたが、その後、『李香蘭』や『鹿鳴館』での大役を経験されて、一回りもふた回りも、力量大きくなられてました。あれだけ強く優しい魔女を演じきり、歌で舞台を支配すれば、いやあ、ほんと気持ちいいだろうなあ、なんて。
 歌えない私はひたすら劇場に通うばかりです。
 感動と満足の3時間。ごっつぁんです。
by 玉岡かおる  at 01:03 |  日記 |   |   |  page top ↑

元気になりました!

 ほんとに今回の風邪、しつこくて長引きましたが、おかげさまで今日の「スーパーニュース・アンカー」は元気に出演させていただきました。もう咳も出ません。
 おまけに、先週受けたPRTの検査も無罪放免。ガン再発のきざしなし、に、ほっと一息ついています。さあ、これで、風邪で何もできなかった分を取り返すそお。

 それにしても、自己管理の大切さ、思い知りました。毎回、調子を崩すごとに深く反省するんです。この反省が長く続きますように。

 
by 玉岡かおる  at 00:28 |  日記 |   |   |  page top ↑

元気百倍の特効薬、「増刷」!

 ご心配をおかけしています。昨日、「スーパーニュース・アンカー」の出番では、鼻声はまだ続くものの、咳もおさまり、なんとか、安定した状態で出演させていただきました。d(^-^)
 生放送は、やはり体のコンディションが大前提。そのつど驚いたり怒ったり感心したりすることが生きたコメントですから、体が弱ってる時は感性も鈍ってしまいがち。今回は私の歴史に残るほど長い風邪でしたが、ようやく復活のきざしあり、です。
 そんな時に、うじうじと腐っていられないような、何よりの特効薬が届けられてきました。
 はい、『お家さん』、7度目の増刷のお知らせです。
 ヤッタ〜! ありがとうございました。
 よねの生き方、神戸商人の魂のありように、共感してくださった読者の皆様方全員のおかげです。
 NHKラジオ深夜便での「こころの時代」のインタビューを聴いていただいた皆様方からも、大きな反響を頂戴しています。本当にありがとうございます。
 こんなんで、風邪ごときにまいってはいられません。また次作に向けてがんばります。どうぞよろしくお願いします!
by 玉岡かおる  at 13:33 |  日記 |   |   |  page top ↑
プロフィール

玉岡かおる

Author:玉岡かおる
兵庫県三木市生まれ。神戸女学院大学卒業。1989年、神戸文学賞受賞作の『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で新潮社より文壇デビュー。2007年11月「お家さん」刊行

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