初夏

ソウル 一年ぶりのマーキング

 一年ぶりのソウルは雪。黄砂も混じって、トクスグンからキョンボックンを望む視界は一種幻想的でした。はい、行ってきました、2泊3日で韓国へ。

 ソウルへ行くのは、もう10回の大台をカウントするリピーターの私ですが、その私が一年ぶりというように、あれだけ韓流に入れあげた熱もちょっと下火。
 私だけかと思っていたら、皆さん同じらしく、かつて見かけたオバサン軍団の姿は見えず、代わりに飛行機を埋めているのは卒業旅行らしき学生たちばかりです。
 町も、いつも行ってる江南のハンジュンマックが閉館してたり、明洞の夜が異様に早い店じまいだったり、かつて日本人であふれてたスポットの寂しさはうち消せません。韓流ブームも、いよいよ終わったのでしょうか。
 でも、ブームは去ったかもしれないけれど、韓流はしっかり私たちの中に根をおろしましたよね。もはやスタンダードに、“オレの町ソウル”を闊歩して、「来たぜ」とマーキングきました。

 今回驚いたのは、IKKOさんがテレビで紹介してブレイクした韓流コスメ。
 もちろん、ミーハー玉岡、ゲットめざして突入しましたよ。でも、全店回ったけど、どこも売り切れ(:_;)
 うーん、さーすが〜。
 いえ、この驚きは、買い荒らした日本人への「さすが」ではありません。いつも日本人観光客を手玉に取る韓国のショップの商魂への賛辞です。
 それというのも、単品は売り切れだけど、セットならある、と、すべてのBBクリームは、ほしくもないコンパクトと一緒に袋に入れられ、セット売り去れているのでした。もちろん、こちらも負けず、「ばらして、単品で売って」とは要求するのだけれど、商売も日本語も巧みな韓国ショップのおねえさん、急にそこだけ日本語がわからない、という顔になり、
「セット〜。セット、オンリ〜」
 ですと。

 さらに舌を巻いたのは、他のコスメショップ。
 はい、すでに、ニセモノクリームが並んでいましたよ。IKKOさんの写真を飾って。
 さすが〜、と言わずにどう言いましょか。

 
by 玉岡かおる  at 10:50 |  日記 |   |   |  page top ↑
プロフィール

玉岡かおる

Author:玉岡かおる
兵庫県三木市生まれ。神戸女学院大学卒業。1989年、神戸文学賞受賞作の『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で新潮社より文壇デビュー。2007年11月「お家さん」刊行

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