初夏

荒れる関西 死にものぐるいで羽田へ飛ぶの巻

 東京への移動では、いくたびとなくおてんとうさまに翻弄されてきた私。台風で新幹線が止まったのは二度や三度じゃありません。でも、今日はきわめつけでした。だって、この加古川で、すでに電車が来ないんだから。

 夜の間に降った雪で、窓から見えるのは一面の雪景色。うちの庭も真っ白です。
 今日に限って神戸空港から飛行機にしたのだけど、はてさて、飛ぶのかしら。昨日のニュースじゃ、東京では春一番が吹いて、都心も大荒れ、たくさんの便が欠航になってたし。

 不安は的中。まずタクシーが来ない!
 たのみこんでやっと来てもらったけど、いつもの道が凍結してる。がりがり、ずりずり、タイヤのたてるいやな音。
 加古川でこんなこと、まあ一年に一度、あるでしょうか、ないでしょうか。
 さらに、駅に着いてまたびっくり。電車は始発から動いてないんだって。姫路のむこうで、レールが凍結して、電車は止まってるらしい。
 ひゃ〜!! 誰か、なんとかしてえ。

 こんなところで止まるぐらいだから、雪深い琵琶湖沿岸なんか、きっと無理! 新幹線だって動かんでしょう。もちろん飛行機だって・・。
 腹をくくったところで80分遅れで電車の運行が再開。もう超満員の殺人列車です。こんなえらい目してまで行かなきゃならんか、死にそう〜。

 やっとたどりついた神戸では、なんと、こんな日に限って飛行機は飛び立っていました。地表の凍結なんか、空飛ぶヤツには影響ないもんね。
 運と天候に見放され積み残された私、次の便を待つこと2時間半。いや〜、朝が早くて睡眠不足だったのと、凍てつく駅で80ふんも待たされぎゅうぎゅう詰めの電車でおしくらまんじゅう戦ったのとで、体調くずさない方がふしぎ。
 
 さて、東京では、篤姫の輿入れルートを歩く、という雑誌の特集。でも、四月売りの五月号で、コートはぬいで春らしい薄着の服で、とはジョーダンきつすぎ。
 いやはや、毎日毎日こたつにほとんど食べられながらぬくぬく暮らしたナマクラ者には、きびしすぎるこの冬の寒さです。
by 玉岡かおる  at 23:09 |  日記 |   |   |  page top ↑
プロフィール

玉岡かおる

Author:玉岡かおる
兵庫県三木市生まれ。神戸女学院大学卒業。1989年、神戸文学賞受賞作の『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で新潮社より文壇デビュー。2007年11月「お家さん」刊行

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