初夏

初めてヘリコプターにて播磨を見るの記

 我がラ・マンZ4を駆ってのドライブはいわずもがな、台風回避の7時間の鉄道も屁ではなく、単独旅行のヨーロッパ便も苦ではないという乗り物好きの玉岡ですが、ヘリは、この長い人生、いまだ乗ったことがありませんでした。
 それが、思いがけなく、国交省近畿整備局姫路工事事務所の調査飛行に、文字通り便乗させていただき、ふるさと播磨を眺めさせてもらってきました。
 8月8日、「道の日」に、ラジオ関西で生放送される道の日特番に出演するのですが、そこで語らせていただくにも、播磨の現代の道がいったいどういうありさまなのか、私にとってもまたとない調査。
 Zくんで走っている時に感じるとおり、姫路バイパス、第二神明、やっぱり出口でつかえて混み混みで、運転中なら、なんでこんなに混むのよ、と口汚くののしっているところですが、渋滞がどういうメカニズムで起きているのか、上から眺めれば納得もでき、諦めもつくというもの。
 それにしても、なんとかしてほしいものですわ。

 道以外にも、地上で見るのと、空中から見下ろすのとでは大違い。とりわけ、今年度いから会長にも就任して大まじめに取り組んでいる「いなみのため池ミュージアム」がらみで、空から見下ろす播磨は、まさしく“ため池王国”。
 あそこにも、こちらにも、よくまあこれだけたくさん、しかも大きく広く、その原始的な工事能力で築いてきたものです。あらためて、先人たちの努力と勤勉さに頭が下がります。

 そして、川。拙著『をんな紋』でも描いたように、降水の少ない播磨において、地上を刻んで流れる河川の悠然たる流れは、まさにいのちの流れ。銀色にくねりゆるやかに流れる川にはちょっと感動でした。

 視点が変わると感覚も変わります。この体験、ぜひ何らかのかたちで役立てなければね。

 
by 玉岡かおる  at 13:02 |  日記 |   |   |  page top ↑
プロフィール

玉岡かおる

Author:玉岡かおる
兵庫県三木市生まれ。神戸女学院大学卒業。1989年、神戸文学賞受賞作の『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で新潮社より文壇デビュー。2007年11月「お家さん」刊行

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