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宍粟市へ、移動教育委員会

2014年02月06日 22:53

 雪のちらつく宍粟市へ車を走らせるのは「移動教育委員会」のため。
 会議ばっかりやるのでなく、現場を巡って委員会、との趣旨で、教育委員がみずから県下の学校現場に出向いて行くのです。
 まずは「県立山の学校」で合流。
 不登校のこどもたちを全寮制で引きうけ、宍粟の山の緑の中で、さまざまな自然体験をする様子を見学。
 炭焼き、木工、チェーンソーで森林伐採など、町にいたなら得がたい機会を享受しつつ、先生方の愛にあふれた厳しい指導で、いきいき暮らすこどもたち。
 ぜひぜひ強くなってはばたいて!

 お昼は、山崎南中学校へ。なんと、校庭に土俵のある、立派な伝統の学校です。

土俵

 相撲部と言う存在はないというのに、体躯すぐれた生徒を輩出、特別教化選手として近畿大会にまで出場した経験あり、とか。
 代々、優秀な成績を収めた先輩や先生が、まわしを締めて指導に当たられるたまもの。なんと、教育長もそのお一人だそう。校長先生が、それら生きた勝敗の歴史を語って下さるのを、楽しく聞かせていただきました。
 まだこの地域には神社の奉納相撲の伝統があり、強い力士に「御花」を奉る風習も残っていて、こどもたちはそれを励みに土俵に上がるのですって。まるで拙著『銀のみち一条』の雷太じゃん、と、ちょっとテンション上がってしまった私です。
 地域の中で、伝統を、ちゃんと次の世代に引き継ぐことも教育ですよね。

 ランチは、こどもたちが食べるのと同じ給食をいただきました。
 地産地消、ごらんのコロッケ、そしてハンバーグは、ともに地元の鹿肉です。

 給食

 天敵がいなくなったせいで激増、そのうえ山中に餌が乏しくなるという環境の激変により、人里に出没しては、もはや害獣となっている鹿。
 駆逐すればいいというのではなく、その命、ジビエとして食糧に変えることが成仏、そして生命循環になるというもの。
 自然ゆたかな宍粟ならではの教えがあると感じました。

茶道

 当のこどもたちは茶道体験中。足のしびれと戦いながら正座し、お茶の作法を体験している様子がほほえましくて。
 みんな、いろんな世界を知って、大きく成長してちょうだいね。
 遠くて、時間のかかる移動教育委員会だけど、行けばそれだけ、たくさんのこどもたちのナマの顔に出会えます。だから、遠くても時間をとっても、また出かけます、移動教育委員会。
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