2013年06月29日 22:29
まじですか、片山九郎右衛門先生。
「あ、大丈夫ですよ。玉岡さんは度胸ありますから」
ちょっと待って下さい。なんぼ度胸あるって言ったって、それはただ単に喋ったり書いたりだからで、謡は、何も素養がないんですよ。
しかし、とりあってももらえず、お稽古に。でも、発表会まで2回しかない!
必死で先生の動画を見ながら稽古してくると、
「やれるもんですねえ」
と先生が感心してはる。
どういうこっちゃ??!!
ともあれ、運命の日はやってきて、京都千本今出川の「天喜」さんのお座敷での、門下生の先輩方の発表会。
血管切れそうになりながらの『鶴亀』でした。

今こそ自分に言いたい。ようがんばった! と。
お能は、日本文化の粋。知れば知るほど深いです。
そして今回はたまたま、戦国時代の小説を書いている最中だったので、なお夢中になりました。
当時の武将たちがあれほど惚れ込んだお能。かじっていけば、彼らの心の淵が、のぞき込めたような気がして。
ともあれ、度胸の玉岡かおる、これからはお謡の出演もウエルカムです。(講演を依頼してきた友人には、お能はいらん、と即答されましたが。)
ぼちぼちに励んでいきます。(^^)/