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JR加古川線が生まれた時

2013年04月13日 20:19

 今年はJR加古川線が敷かれて100周年に当たるそうです。
 神戸新聞でも、その歴史をたどる連載が始まっています。
 実は一足先に、私の『負けんとき』では、その鉄道を敷いた斯波与七郎が登場しています。

 地元ではあまり顕彰もされず、歴史に埋もれてしまっていた人物。なぜって、彼は、いったんは大成功をおさめるのですが、のちに、こうした大規模なインフラ投資がたたって破産してしまうのです。

 こうした、地元に活力を与えながら忘れ去られた人物に光を当てるのも、小説家の仕事。
 私には、なかなかに胆力のある、向上心の強い人物と映りました。
 なので、男性主人公である佑之進の義父として、小野をあんなふうに美しい国として描いたわけなのですが。皆さんの印象はどうでしたか?

 鉄道が敷かれて100年。車の時代になり、さらにエネルギーに迷う時代になったけど、今すこし立ち止まって、この近代文明のさきけに思いをはせながら、ゆったり、加古川線の旅を楽しんでみていただくのも、いいかもしれません。加古川線



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