2011年10月22日 10:32
毎週土曜のあさ7時から、ご好評いただいているラジオ関西の番組『玉岡かおるの神仏融合 巡拝の旅』が、年明けから雑誌連載スタートになります。
『大法輪』っていう、いかにも巡拝にふさわしいコアな雑誌。私としては、日本人のこころのふるさととともいえる、神もみほとけもぜんぶありがたく手を合わせてきた歴史の大河を書き綴っていきたいと考えています。
その第一回目の取材で、高野山に行ってきました。

ここ一ヶ月、ひしめくスケジュールで体調崩し、マッサージや針治療でなんとかあと後半をもちこたえなければならない苦しい私なのですが、そんな、ヨレヨレの体で訪ねた高野山、やっぱりすごいです。
お山全体が霊気に満ちているのですね。森に囲まれた奥の院や壮大な金剛峰寺の伽藍をめぐっていると、肩にはりついていた凝りや疲れが注ぎ落とされる感じ。
そして今日から魔の再校です。出版日が決まっているので一日たりとも無駄には出来ません。カンヅメになります。さながら高野山で出会った若い修行僧のように。年々、年をとるとともに失っていくあのひたむきさ、増していくアバウトさ、大いに反省し、ラストチャンスに全力をそそぎます。
みなさまに新刊『負けんとき』でお出会いできるまで、あと少し。
奥の院のひんやりとした石段を歩きながら、元気で乗り切れますようにと祈ってきました。
