2010年02月08日 13:32
フェリーニの映画をミュージカル化した舞台から、さらにまた映画になって現代へと帰って来た、なんともゴージャスな映画。
何がゴージャスかと言って、出演している女優陣、うわあ、こんなのもありか~、という顔ぶれ。もう、フレンチのフル・コースにシャトー・マルゴーぐらいはりこんでチーズもとって(今まで自腹では一回しかはりこんだことないけど)、最後にトリュフと焼き菓子全部食べた感じです。
まず人気女優役のニコール・キッドマン、これはもう地でいけるのではという役どころ。
対して、かわいくて無邪気な愛人役にペネロペ・クルス、これまた超かわいくてセクシー。私、いっぺんでペネロペのファンになりました。ほんと、かわいいんだもの。
さらに、ママ役でソフィア・ローレン登場。その洗練された存在感、さすがです。こんな大人になりたいな~と、やはり永遠に女性があこがれる女優ですね。
それに、ド迫力の歌で「男なら♪」と迫るファーギー、映画館を出てもずっと彼女の歌が頭の中で回ってました。かっこいいミニスカートの歌はつい私もやりたい、とその気にさせるケイト・ハドソン。大人度ではしぶく光るジュディ・デンチ。貞淑な妻役だったはずのマリオン・コディヤールがダンナにキレて踊り出すはじけっぷりもおみごとでした。
さて、これだけゴージャスな女たちに、たった一人で対応する役どころの男は、いったい誰を持ってくる?
こりゃもう、タカラヅカでやるしかないな、というくらい。
でも、ああ、それがダニエル・デイ・ルイスなら、うなずけます。
「ラスト・オブ・モヒカン」、「イノセンス・デイ」、かつて私、ルイスにはまった時代がありました。憂いがあって、品があって、知的でおまけにガタイもよくて、まさに、これだけの女優を一手に相手に出来るのは彼ぐらいですよね。
う~、ひさしぶりに映画でげっぷが出そうな、異空間へ連れて行ってもらえた映画でした。