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わたしが会った「女たちの中国」の生き証人

2009年03月19日 22:25

 偶然テレビをつけたら、「女たちの中国」をやってました。日テレ開局55年記念番組だそうです。
 なんと、李香蘭と、愛親覚羅浩。
 そう、『自分道』(角川ssc新書)で、私が取り上げ、書かせていただいたお二人です。
 実際にお目に掛かってお話を聞いた、山口淑子さんと、福永コ生さんが登場されていました。
 私の取材に応じてくださった時もそうでしたが、お二人ともお変わりなく、日本がたどったひとつの歴史の生き証人をつとめられているのですね。
 内容は『自分道』で書いたとおりのお話でしたが、くりかえし、あらたな読者視聴者に知ってもらうことがお二人の役目かもしれません。
 そういえば『自分道』の校正時、山口さんとのやりとりで、「川島芳子さんは本当は処刑されずに生き延びた、っていう説がでてきていますからねえ」とのご指摘があり、「川島芳子は処刑された」との表現を、「と言われている」とあわてて書き足したことを思い出しました。
 一見さだまってくりかえしなぞられる歴史も、あらたな事実が掘り返され塗り替えられる可能性があるってことです。異説の出現は楽しいものです。
 それはさておき、逆境の歴史の中を懸命に生きた方たちが伝える事実を、お二人からしっかり聞きとげたいものです。
 テレビ見逃したみなさまは、拙著『自分道』で、お二人が語る歴史をなぞってくださいませ。



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