お待たせしました! 銀のみち一条

2008年11月12日 10:51

 とうとうカバーができあがってきました。
 今回も、前作『お家さん』の装丁をしてくださった蓬田やすひろさんにお願いしました。
 すてきでしょ? 明治の香りがただよってきますよね。生野をご存じの方は、銀山の風景が浮かんでくるのでは?

 作品は、ご存知、「婦人之友」に連載していたものに、なんと百数十枚を加筆して、二巻組にまとめました。

 連載中には枚数の関係で書けなかった雷太のおいたちや少年時代もあらたに加え、いっそうイイ男に仕上がりました。連載中の反響で、いちばん人気だったことを受け、大事に育てましたからね。彼にはぜったい失望させません。
 また、私的にはどっちがヒロイン? というくらい好きな女性、芳野もますますいい女になって登場します。
 幕末の、生野義挙や、刑事初頭の、フランス人のお雇い外人など、歴史小説の部分もぜひ楽しんでください。日本人の、近代化という悲願が、ここにもせつないくらい表れていて、明治がますますいとおしくなった私です。

 ・・・というようなことで、もうこの作品は私の手を離れ、世に送り出される瞬間を待っているのみ。人事を尽くして天命を待つ、の状態ですね。
 みなさま、『お家さん』同様、ぜひぜひ、この作品を、よろしくおたの申します。