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お能へのアプローチ

2008年09月02日 00:56

 対談で、京都観世会の会長でもある片山清司さんとお会いしてきました。まだむし暑い京都にて。

 こんな気候の時は、着物に迷ってしまいますが、おお、これがあった、と秘蔵の沙袷で。呉服屋さんにすすめられて作ったものの、1年のうち、6月の第一週めと9月の第一週目、一年のうち二週間の間しか着られない着物なんて、いつ着るんだ、と機会がないままだったのですが、まさに、今日着るために作っておいた、って感じです。着物は道具物、っていうけど、本当ですね。その気候、気候にぴったりな着物を選ぶ日本人の衣文化の繊細さには、あらためて感じ入ります。

 時機にぴったりな着物を着られたこともうれしかったけど、そんなことがかすんでしまうくらい、片山先生とのお話は重厚な時間でした。あれもこれも、聞きたかったことを片っ端からお訪ねすれば、話は弾みに弾み、本当に時間を忘れました。皆さんにもぜひ聞かせてあげたいので、くわしくは、また掲載になったらお知らせしますね。
 とにかく片山先生のすごいこと。能楽の家にお生まれになって、その上、読書家で、教養が深くて。どれをお訪ねしても、返る言葉の奥の深いこと深いこと。
 まだお能初心者の私は、オペラや歌舞伎や韓ドラを例に引いて比べてみることでしか、お能を語れないのですが、そのどれもに、すばやく応じてくださる片山先生でした。
 とりわけ、お能でもたくさんの作品になっている『源氏物語』について語り合えば、もう、盛り上がる、盛り上がる。お能って、やっぱりすごいんだわ。対談後は、とにかくすぐにもお能が見たくて見たくてたまらなくなりました。
 
 夜は、嵐山に船を浮かべて鵜飼い見物。乗り込んだのはまだ空が暮れなずむ前でしたけど、渡月橋に、雨上がりの虹がかかって、これぞまさしく二重橋。今日の京都は、鵜よりも収穫大の私でした。



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