初夏

長崎の8月9日

  昨日から、長崎に来ています。暑いです。ま、大阪も神戸も加古川も暑かったですが。
 きのう博多で特急に乗り換える時、またしても激しい雷と集中雨。駅のアナウンスが、豪雨のため列車のダイヤが乱れる可能性があります、なんて不安をあおります。九州よ、おまえもか、長崎は今日も雨だった、ってか・・。
 でも長崎は降らなかったらしいです。雨がほしい、とはホンネかも。

 さて、今日の長崎は、原爆忌です。午前11時2分、町じゅうにサイレンが鳴り、それと知りました。 爆心地に行ってきました。平和公園にも足を延ばしました。おおぜいの、平和を願う方々が集まり、63年前のこの日、唐突に全人生を奪われた被災者への追悼と、ああらためて戦争のない世への強い祈りに心をひとつにしました。
 今日のこの日、単に平和や戦争忌避の観念的なセレモニーだとしたら、”関係者”席を遠く眺める旅人には何も出来ない気がしていましたが、広島長崎の体験を人類の体験と知りながらもなお核を保有する近隣諸国へ、その放棄を強く訴えるメッセージを放つ、という意味を持つなら、このセレモニーを見守るのは被爆国に生まれた者の役目に思えます。旅人ではなく、広島長崎がある国に生まれたのだから、微力でも、随所でメッセージは発信していかなければと思いました。暑い夏。長崎にて。






by 玉岡かおる  at 09:50 |  日記 |   |   |  page top ↑

熱帯性スコールにやられるの巻

 雷雨、豪雨、通り雨。いったいこのおかしな天気、どうなってるんですか〜?
 いえ、今日はあせりました。「アンカー」出演のため大阪へ向かう新快速、落雷のため、突然とまっちゃったんですから。
 昼間の異動ではいつも爆睡している私。電車が止まったことにも気づかず舟こいでました。
 目がさめたのは、周りでどやどやと人が動き始めたから。
 車内アナウンスで、六甲ライナーによる代替輸送をいたしますのでドアを開きます、と。
 眠い目をこすって見ると、新快速が止まるはずのない住吉駅ではありませんか。みんな先を争って降りていきます。
 怒濤のように殺気だったその背中に、今さら、何かあったんですかいな、なんて聞けないじゃないですか。
 幸い、遠くから来て六甲ライナーの何たるかがわからずにいる家族連れに、教えてあげるふりして事態を聞き出しました。
 なるほど、復旧の見込みたたず、と放送があって10分以上ここで止まっていたらしい。えらいこっちゃ。
 改札に上がると、代替輸送の切符もらう人たちで長蛇の列。私はあきらめてタクシー拾うことにしましたが、いやはや、交通網にも影響をきたすこのごろのお天気、日本の気候も大きく変わっちゃったと言うことですね。
 
by 玉岡かおる  at 10:10 |  日記 |   |   |  page top ↑

繁盛亭で暑さをふっとばせ

 今日は繁盛亭の寄席に行ってきました。
 平成十七年入門の若手噺家の同期会。題して「らくごりん.四人ぴっく」。出演は、林家竹丸さん、桂紅雀さん、桂三ノ助さん、桂よね吉さん、の同期四人組です。
 いや、文句なしに、おもしろかった〜! 声を出して笑わせていただきました。

 ちょうど繁盛亭に向かう時にバケツをひっくり返したような豪雨、そしてカミナリ。
 ここんとこ毎日こんな天気ですよね、まるで熱帯性気候のスコール。温暖化の結果、日本もついに熱帯に所属ってことになっちゃったんでしょうか。
 でも寄席が終わる頃には雨もやんて。 
 四人とも力いっぱいやったからか、時間も押して、夜もふけて、加古川まで帰るのも一苦労ですが、それに見合うだけのええもん見せていただきました。
 長い歳月の中、お客のライブな笑いという反応で磨きあげられてきた落語、それをさらに独自の個性で磨きあげる噺家。やはり日本の演芸は大衆がこぞって作り上げてきたのですね。いやいや、遅まきながらはまりそうです。熱帯夜は古典落語でふきとばしますか。
by 玉岡かおる  at 09:48 |  日記 |   |   |  page top ↑

幸福の1ページをひらきに行こう

 暑い暑い一日、今日は松方ホールで「お話と映画の会」。お話は私が担当で、映画は九月に公開になる「幸せの1ページ」。
 みなさん、暑い中、たくさん来てくださってありがとう。
 映画は、あのアカデミー賞を二度も受賞したハリウッド女優ジョディ・フォスターが、脚本を読んでぜひやりたかったという役だそう。どんなんかと思ったら、女流作家、なのでした。
 これまで、知的な捜査官、航空技師、宇宙科学者と、タフで美しい役どころを軒並み演じてきたばかりか、少女娼婦や町のアバズレといった役まで、自在になりきって演じて彼女が、いまさら、「静」の作家とは。
 しかも対人恐怖症で郵便を受け取りに玄関にも出られないなんて。ちょっとそんなのありえない、と思ってましたが、さすがそこは演技派女優、おどおどと不安げに、また殻を破っていくところでもういういいしく、まあ繊細な演技。
 あらゆるハードコアな役をやってきた女優には、いちばん演技力を問われるのはこういう消極的で無垢な役というわけですね。
 ジェラルド・オスカーも、私、好みで、よかったわ〜。

 私のトークは、そんな映画解説者みたいなことではなく、「女流作家のお仕事」ってことで、みなさんよくご存知の世界の女流作家のと系譜をたどってみました。
 こうやって眺めるとなかなかおもしろかったね。さて、私も、暑さにまいってないで幸せの1ページを始めなきゃ。女流作家のお仕事に励みましょ。

 
by 玉岡かおる  at 10:08 |  日記 |   |   |  page top ↑

しあわせの村から、ブロードキャスターで東京へ

 今日は神戸しあわせの村で、セミナー講演。
 その後、またせわしなくも、新幹線に飛び乗り、東京です。はい、ブロードキャスター出演で。

 もう新聞や週刊誌にも載ったのでご存じかもしれませんが、ブロードキャスター、秋で、終了するんだそうです。いい番組なので、とても残念。
 それに、私の場合はおつきあいが長くて、今やゲストコメンテーターの中では山藤さんとともに最古参。10年はお世話になってますから。
 思い出せば、当初はテレビにも馴れてなくて、テポたちも小さかったし、ほんと、作家というより主婦の割合の方が濃かった私。(今も、かな)
 全国放送で、視聴率も高い人気番組だけに、反響がハンパじゃなくて、いい意味でも悪い意味でも鍛えられ、磨かれ、学ばせていただきました。作家はあまりテレビに出過ぎるとよくないので、全国放送ではこれ一本と決めて出させてもらってました。それだけに、いろんな思い出が頭をよぎります。本当に大好きな、いい番組。
 もしかしたら今回が最後の出演ってことになるかもしれません。みなさん、どうぞ見てくださいね。
 
by 玉岡かおる  at 20:33 |  日記 |   |   |  page top ↑
プロフィール

玉岡かおる

Author:玉岡かおる
兵庫県三木市生まれ。神戸女学院大学卒業。1989年、神戸文学賞受賞作の『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で新潮社より文壇デビュー。2007年11月「お家さん」刊行

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