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お能の夏

2008年07月27日 12:01

 今日は、大阪能楽会館で、大阪井上同門提起会の「能楽」を見てきました。
 うだるような大阪駅の暑さの中、汗を吹きながら会館に入ると、寒いくらいの冷気。重いお衣装を着けて舞われる方々のためには、このくらいが適温になるんですね。
 『鞍馬天狗』では、鼓方の久田陽春子さんが出られるばかりか、旦那様が天狗の役で舞われるのと、なんと、ご長男が牛若丸、ご長女が初舞台と、ファミリーでのご出演。
 聞けば、子供がたくさん出演するこの演目は、能楽家の子供たちの初舞台となる場合が多く、久田さんも、かつてこの鞍馬天狗で初舞台を踏まれたのだとか。
 小さな子供たちが、橋架かりを並んで歩いてくると、思わず笑みが洩れます。みんな長袴をひきずりながら真剣な顔をしてまっすぐ正面から目をそらさず進んでくるのが、あまりにけなげなで。
 能楽の家に生まれるというのは私などには想像もつかない大変なことだと思うのですが、ユネスコ世界無形文化財に第一回目に指定された、日本が世界に誇る能楽、伝えていってくれるこの新しい世代に、心からの拍手を惜しみません。いえ、その前に、もっとこの能楽をたくさんの回数、見ていって、日本人の手で、心で、守って行かなくてはなりませんね。
 …と大きなことを言いつつ、お能の心地よさに、時々眠ってしまった自分を大いに反省しておりますが。



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