そして声が出なくなった・・

 今日はNHK神戸文化センターでの講義。3回限定講座「お家さんに学ぶ」の、第二回目です。
 いや〜、これがあるばかりに、昨夜は私、戦ってました。
 救いのない苦しい夢を見ては激しい咳で目が覚め、うがいと咳止めを繰り返すものの、眠ろうにも咳が出て眠れず。つらいよお〜、苦しいよお〜。
 やっと明け方、薬が効いてきたのがわかって安らかに眠れました。やっぱり、こんな体調の悪い時にテーマパークではじける、なんて無茶でしたね。
 明け方の睡眠の中で、楽になるのがわかるとともに、夢の中で、誰だったのかもう忘れてしまいましたけど、助けてくれた神々しいお方に(あれって抗生物質の仮の姿? 飲んだ数だけ、そう、4人、いましたから)、心からのお礼を言ってましたよ、私。
 リアルな夢は、体調をそのまま反映したんでしょうね。

 おかげで朝、おそるおそるに声を出してみると、出る! 喋れる!ああ、奇跡。
 こうなったらやりぬきます。
 お聞き苦しいところはあったかもしれませんが、なんとか1時間半、咳で中断することもなく、話しおおせました。バンザーイ。
 声が出ようが出まいが、私って、自分で言うのもナンですがサービス精神旺盛なので、がんばっちゃうんです。
 おかげで教室に来てくださる方は前回より増え、神戸教室でいちばんでっかい教室が満席です。ありがとうございます。
 講義がすんで、著書サインをしている時に、どうやら魔法が切れたらしくて吐きそうな咳が出たんですが、優しい生徒さんばかりで、のど飴をくださって、一件落着。
 つくづく、健康の自己管理も私の課題だと痛感しました。

 でも、夢の中でお礼を言った薬の精(?)と、いったいどんな約束してたのかなあ、夕方には完全に声が嗄れて出なくなっちゃいました。Oh,no!
 声と交換に願いごとの実現をたのんだのは人魚姫だったけど、私も交換しちゃったのかなあ。講義が無事にすんだのはうれしいけど、そんならもっとたくさん交換しとくんだった、と強欲かいてる玉岡です。

やっぱりUSJ

 体調悪い、と言ってましたが、ついにピーク! 昨日のテレビはかすれ声でなんとかお聞き逃しいただきましたが、微熱があるし、咳は出るし、喉は痛いし、タンは絡むし、最悪の状況に。
 それでも今日は、私は行かねばならぬ、花も嵐も踏み越えて。
 だって今日はUSJに行くって約束してたんだもーん。

 ってことで、解熱剤ぶちこみ、行って来ました、USJ。
 大声出さず、さわがずはしゃがず、もの静かに行って来ます、というのが今日の目標。
 ・・て、そんなん無理!!

 まず一発目、ジュラシック・パークのラスト、水の中にほとんど直角に落下する恐怖のウオータースライドで悲鳴が「うんぎゃあ〜!」 
 続いてバック・トゥー・ザ・フューチャーの、デロリアンが町を破壊しながら飛び立つところで「げぎゃ〜!!」
 さらにスパイダーマンでも、ビルからビルへ、高度数百メートルをぶんぶん振り回されるシーンで「ごぎゃ〜!!」
 そりゃもう、声も嗄れないはずはありません。
 
 でも、どうして、帰ろか、なんて思わないんでしょう。オバハンがテーマパークなんて、本当に開園の時に来て以来ですが、ほんとうに楽しいの何の。
 しかもUSJでは、長い待ち時間を省略できる嬉しいエクスプレス・パスがあるのでらくらくですね。これを使わん手はありませんぜよ。
 風邪で声を嗄らした私でも、こんなにいっぱい楽しめたのもそのおかげ。長い行列をすっとばして、先に入れてもらい、しかも「お好きな席はありますか?」なんて訊いてもらえるんだから、そりゃ「一番前をお願いします」ってことになるでしょう。おかげで怖さも倍増。楽しさは4倍増。
 いや〜楽しかった。
 で、体調は? ですって?
 もちろん、薬が切れて、夜にはふたたび、お願い助けて、と泣きたくなるような苦しい咳と熱。
 ああ、玉岡に明日はない。 
 

長くなるスピーチは年とった証?

 うーん、どうも喉が変です。昨夜、熱を出したし、これはきっと、半期に一度の、あの「声の出なくなる症候群」?? しぇー、お助けを。
 それでも約束したスケジュールはひしめいておるのです。がむばらねば。

 東京からその足で大阪で降り、今夜は、切り絵作家の久保修のパーティなんですわ。ニューヨーク遠征の祝賀会。スピーチたのまれてるしなあ。
 ということで、新阪急ホテルへ。
 でも、盛況で、私のほかにもスピーチなさるすてきな方はいっぱい。これなら家帰って風邪薬飲んで寝てたらよかったかな、と後悔するも、さらに後悔したのは、自分のスピーチの不出来です。
 体調悪い時はやっぱりおしゃべりもキレが悪いもんです。喋りだしたものの、この話どういうオチよ、と自分で焦り始めたのを強引に終わらせたけど、後でノコさん、こと、パーソナリティの小山のりこさんに「長い!」とダメだしされちゃいました。2分、という取り決めがあったらしいのね。
 いや〜、そんなことノコさんだからこそ言ってくれるわけで。
 よく、実のない長いスピーチをするおじさんにげんなりしてたものですが、まさか私がそうなるとはね。 反省せなにゃなりませんわ。
 

大人の自由時間3

 今日はBSイレブン『大人の自由時間』に出演。司会はちいママこと阿川佐和子さん。いつもは大きいママこと壇ママの司会なので、ちいママとはお初です。
 いつもテレビで拝見しているとおり、阿川さんはチャーミングで頭のいい女性でした。今回のキーワードは「間」というしめくくりになりましたが、まさに「間」の達人というくらい、その空間をなごやかな場にしてしまうのはお人柄ですね。まだまだ修行が足りずとんがって直球打ち返しをやってしまう私には、いつになったら身に付くものやら。「間」。こりゃあ人生の課題ですわ。

 番組でのもう一つの出会いは、アイルランド人の琵琶奏者、蘭杖さん。
 いや〜、驚きました。日本人に生まれた私たちでもふだんあまりなじみのない琵琶を、青い目の蘭杖さんが、あんなにもの悲しく演奏されることだけでも目が点でしたが、その演奏のすばらしいこと。日本人の魂とも言われる平家物語の、盛者必滅、ありとしあらゆるものの無常を、こころにしみる哀切さで奏であげるんですから。
 
 しかし、いろいろとお話している間にわかってきました。私なんかはどうしても、琵琶を楽器演奏というより、琵琶法師により口伝えに伝わってきた物語をまず主に聞いてしまいますが、異国のこの方にとっては、物語よりもまずメロディありき、なんだそうです。
 うーむ。音楽の世界は深い。
 相撲でさえ国際化が進むように、こうした日本古来の伝統芸能も、国際化し、新しい視点が入って次の世代に引き渡すものなんでしょうね。

お楽しみの貯金箱

 しばらく仕事が詰まってて、ずーーっと我慢してきた韓国ドラマのDVD。
 とうとう封印を切ってしましました。
 もうご覧になりましたか? ヨン様の「太王四神記」。もうNHKでも放送、終わったんですよね。
 私は友人にDVDに撮ってもらっていたのですが、さあ、いったん見はじめると、もうとまらない、朝まで韓ドラオールナイトです。この土日で、やってしまいました、一気見。

 おかげで、ほとんど睡眠不足で出かけた甲子園、西武ー阪神戦のまぶしいこと。
 こちらも、甲子園が新しくなってからは初めてのお出かけだったんですが、あのにぎやかな応援の中、時折眠気で意識が遠のいたり。
 もちろん、ラッキーセブンでのあの攻撃では、頭もシャン! 存分にゲームを楽しませてもらいましたけど・・。
 今回は3塁側アルプス席だったんですが、球場はほとんど阪神ファン一色。いやあ、毎回、甲子園は行くだけでおもしろいです。

 さてそれはさておき、太王四神記。
 ご存知、高句麗の広開土王の物語ですが、24話なので、話がテンポよく進み、一気見も可能。(ただし要体力)
 歴史上の賢王のお話だから、おきまりの、ライバルからのいじめ攻撃や、どんくさい罠に掛かるなどの韓ドラ定番のストリー設定がないから、ストレスがなく、心からすっきり、楽しめました。
 なんと言っても、王家の気品があり、しかもアクションにすぐれ、長身のため立ち姿、殺陣、乗馬姿ともに絵になるように美しい、・・となると、もうヨン様以上の俳優はいませんね。ほんと、韓ドラの中でもこの人は別格なんだと思い出さされました。

 いかんいかん、これでまた私の、韓ドラの明けない夜々が始まりそう・・。
 どん、とデジョヨン120話が間ってます〜。
 
  

何日ぶり!? 命の洗濯するの巻

 すみませーーん、最近日記が新しいの書かれてないね、とのお叱りもちらほら。ほんと、お久しぶりです。
  それというのも、お仕事がんばってました。はい、お待ちかね、次の作品です! できれば今年中に一冊、出したいな、とは考えています。
 こちらの予定ラインナップでは、婦人之友に2年半連載した『銀のみち一条』を、お送りしたいと考えてます。d(^-^)
 で、連休前後から、加筆、改稿の整理に入ったんですが…。

 これがまた、人間、成長するもんですね。連載中はこれがベスト!として送り出した原稿ですが、時間をおき、また、『お家さん』のような作品を出した後では、やっぱり3年前の私が書いたものが甘く感じられてしまうんですよね。
 そこでちょいと加筆のつもりが、気づいてみたら300枚もふえてたり。こりゃいかん、また上下2冊になっちゃう、ってことで慌てて絞る。ああ何のこっちゃ、効率の悪い作家玉岡、何やってるんじゃろ状態で、気が付くと3週間たってしまってました。
 その間、仕事場の掃除はしてないし、(埃が目についても見ないふり、乱雑に気づいても原稿がすんだらやる、と自分に言い聞かせ)昼も夜も原稿に向かってたんですけどねえ…。sigh。
 それでも1200枚っていう大作です。みなさん、こんな私にまたつきあってくださるかしら。

 おかげさまで、いったんキリがつき、ばんざーーい、ってとこです。
 我慢してきた掃除、半日かけてやっちゃって、衣替えもまた半日。これですっきり、さっぱり、気持ちよくなりました。でも。原稿よりも、掃除で腰や背中が痛くなっちゃったのは計算外。はりきりすぎると駄目ですね。
 そこで、半年ぶりに、私の癒しのスポット、ワンズ・ヌーボーにでかけてマッサージしてもらってきました。
 でも、担当のY嬢いわく、「先生、肩が悲鳴あげてますよ〜。これ、一日じゃ無理」と言われてしまいました。肩こりは一日にして成らず、無茶はほどほどに、ってことでしょうね。
 これからはまた自分を甘やかすため、しばらくは遊びますぞ〜。
  

まぼろしの出産予定日

 我が家のミニチュア・ダックス、レディちゃんが、結婚! そして出産予定日が、なんと今日、5月5日!!

 しかしこれには長い話がありまして。
 
 オッパーと結婚して以来、犬がいない時がない、というわが家。代々、4頭の犬とずーっと一緒に暮らしてきた犬派ですが、女の子の犬を飼うのは今回が初めてです。
 基本として避妊手術をすすめられましたけど、やっぱり、赤ちゃん、生んでほしい〜。だから、ヘルニアの手術をした時、わざと避妊手術はしませんでした。婚約者のクロちゃんもいることですしね。

 ところが、なかなか犬の結婚って、うまくいかないもんです。小さい時から遊んでたクロちゃん、よその家に来て、しかも気の強〜いレディちゃん相手では、追いかけ回されて逃げ回ってばかり。ちょっと、これじゃあ、オスとメスが逆では??
 結婚は失敗の巻に終わりました。

 でも、こっちもさしせまってるんです。今までぐずぐずしてきたせいで、次の排卵じゃあ高齢出産になり、お産がきつくなってはレディがかわいそう。
 そこで、プロ出動とあいなりました。ブリーダーさんにお願いして、結婚相手をお世話してもらうことに。

 やってきたのは、いままで何匹もの犬に幸せをもたらしてきた6才のレオ。ロン毛で、チャンピオン犬の風格満点。どこか、ハンサムだったビーグルのジュリーに似ています。
 この子に似ている子犬が生まれたらいいな。かわいいだろうな。
 勝手な想像が頭ではじけ、気分はるんるん。
 めでたく交配完了、あとは出産予定日を待つばかり。
 たくさん生まれたらうちで2匹飼うとして、あとは誰にもらってもらうか、引き取り手の算段はできたし、どこに行くにも歩かせず、階段すらも上らさないで、我々がつねにしもべのようにだっこして行く、という過保護ぶり。栄養たっぷりな食事にも気を付けて、さあいつでも来い!……だったんですが、どうもレディちゃん、お腹がふくらんでこないのです。
 ぴょんぴょん飛び跳ねるおてんばはあいかわらずだし。
 あ〜、だめだったのかぁ。

 出産にそなえ、連休の予定は空けて待機していた私ですが、ぽっかり空いた日程はこうなればレディからのプレゼントかしら。
 赤ちゃん大作戦で大騒ぎした2か月でしたが、まあ、この子が一匹いればそれでじゅうぶん、ってことかもしれませんね。
プロフィール

玉岡かおる

Author:玉岡かおる
兵庫県三木市生まれ。神戸女学院大学卒業。1989年、神戸文学賞受賞作の『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で新潮社より文壇デビュー。2007年11月「お家さん」刊行

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