綱渡りでオペラ座へ

2008年04月29日 23:59

 連休ですね。お休みですね。いや~、ウキウキ。
 ……っていうのは、私の場合まっかなウソで、実はこの業界、連休進行ってやつで、お休みが始まる前に原稿をほうりこまなければいけないために、かえってGW前の方が忙しいんです。

 おかげで仮眠を取りながら昼も夜もなく書いているっていうのに、なんと、このGWのうちに、劇団四季『オペラ座の怪人』が日本上陸20周年を迎えるんですと!!
 こういう節目の時って、四季の舞台は特別なおまけがあるので、見逃せないんですよ。
 さあ、どうする?!
 
 この誘惑にはうち勝ちがたく、時間と時間を綱渡りするような気分で、でかけてきました、大阪四季劇場。
 義母をデイサービスに送り出し、目にも止まらぬ早さで家をかたづけ、(少々乱雑なのはバタンと戸を締め、見ないことにして)、犬を庭に放すと、大急ぎで服を着替えながら原稿をプリントアウト。それをつかんで私もおでかけです。電車の中が私の仮眠場所。タクシーの中で原稿を推敲、お昼ごはんは劇場のホワイエで。…てな調子です。まあほんと、われながらそこまでするか。

 もちろん、そこまでして、行った甲斐はありました。この記念すべき時に立ち会えたことの感激には代え難い。それに、なんといっても、『オペラ座…』のすごいことといったら。
 あのすばらしい歌を聞き、夢のような舞台を見たら、どんなに枯れてる人間も元気みなぎる、ってもんです。
 アンコール・タイムには、なんと、出演者全員が出てきて、客席に向かってそれぞれ、心のこもったメッセージ。このGW期間中だけのサービスだそう。GWは家族連れでの観劇客も多いから、きっと思い出に残る舞台になりますね。

 ショップでは記念のグッズも販売されていて、階段の下から行列ができる人気ぶり。私も休憩時間に並んだけど、遅かったから第二部が始まるまでには買えそうになく、すごご引き返しました。そんなの、あなた、トイレに行かずに並ぶのよ、っとは隣の席の肩からのアドバイス。いや~、みなさん、よくご存じですわ。
 
  人間、ちょっとした心の洗濯で生き返るもんです。帰りは駅からるんるんで義母を迎えに行き、
夕飯のしたくしてからまた原稿ですが、頭の中で回っているのは怪人のテーマ。仕事の時間を思わぬ楽しみに使っちゃったわけですが、その分、原稿がはかどって、差し引きチャラです。
 いいえ、あのすごい舞台を見られた分だけ、得しましたね。
 忙中、閑あり。閑はこうしてつくるものかもしれません。