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巨匠と語る

2007年06月15日 02:16

 きょうは大阪で大ヒット上演中の『劇団四季・オペラ座の怪人』の特番が関西ローカルで放映されたんですが、ごらんいただけました?
 不肖わたくし、ナビゲーター役で参加させていただきました!

 オタクの時代、と言われてますが、人間、なにかのめりこむほど好きなものがある、っていうのは強いもんです。私も、舞台を見てきた歳月の長さだけは筋金入り。ミュージカルファンの皆様を代表して、あんなことも、こんなことも、このさいだからいっぱい聞かせていただきました。
 あ~、オタクでよかった。

 今回は、舞台稽古を覗かせていただきーの、俳優さんにインタビューしーの、ついには劇団の支柱、浅利慶太さんにもお話しを聞かせていただくという、オタク冥利に尽きるお役目。
 とりわけ、四季をここまでにした浅利さんとのお話はひとつひとつが濃度が高く、突き詰めていけば芸術はこうあるのかと、おっしゃることが臓腑にしみいる気がしました。

 中でも新鮮だったのは、脚本を書いた作家の「言葉」をなにより大切にする、という演出家の立ち位置。
 ヒット曲に勝手に歌詞を数行書き加えちゃった演歌歌手もいましたけれど、俳優さん、歌い手さんにとって、演技力や歌のうまさよりも、いかに作家の言葉を観客にちゃんと受け渡すか、ということが作品の出来に直接かかわる重要なことだ、とは、三島由起夫ら超一流の作家と親交の深かった演出家ならではのお話でしょう。

 そういえば15年ほど前、デビューしてまもない私が地元加古川の記念事業でオリジナルミュージカルをやっていただいた時(懐かし~い。『戦国播磨異聞 ランナウエイ』。見たよ、という読者は、もうかなりの玉岡オタクですな。)、四季出身の佐竹強さんという劇団主宰者に出演していただいたんだけど、彼が、まだ作家として未熟だった私の脚本の言葉をとても大事にして、他の若い出演者にも指導してくれたことがありました。これが四季イズム、浅利イズムだったのですね。 

 さてさて、そうした背景を、知らずに観劇するのと、知って見るのとでは大きな違い。
 日夜、至高の芸術に向けてきびしい研鑽を積むプロ集団の送ってくれる2時間半の夢、たっぷり味わわせていただきましょう!



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