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本場のエリザベートにまた踊る

2007年04月11日 02:23

 きょうは、大好きな「エリザベート」を見てきました。宝塚ではありません。本場ウイーンからオールオリジナルキャストで行う引越し公演です。
 ほんとならウイーンに行かなきゃ見られない舞台なんだから、行くっきゃないでしょ。
 大阪公演の後は東京にも行くそうですが、東京では舞台が小さくて大道具が入りきらないらしいんですよね。たしかに、次々登場する書き割りはウイーンの美しい景色がいっぱいで、一度でも訪ねたことのある人にはそれもこたえられない見どころです。

さて、ミュージカルは、と言いますと。
 
 いや~、最初、オーバーチュアでトート(死)が登場した時には、白シャツに白パンツ、たいして長くない金髪で、えらい地味なトートやな~、と思っちゃったけど、シーンがすすむうちに前言撤回。
 その声量、そのパワフルさ、フェロモン全開ですごいの何の。
 こんなセクシーなトートなら、そりゃ皇妃もぐらつくでしょう。
 それに、ただの悪役として描かれている皇太后ゾフィーが、そむいていく息子への嘆きを歌う母としての独唱は、日本版にはなく、じんときました。
 善悪をはっきり役割分担させて、メイクまで一目でそれとわかるものにしちゃうのは、日本古来の、歌舞伎なんかのやりかたですものね。

 あと、オーストリアの複雑な歴史や、ハプスブルグ家の家系など、日本人にわかりにくいシーンが割愛されていたことも発見。
 カットされて当然かなと思ったのは、エリザベートがハイネに入れあげているという部分。皇帝と、トート、その他に死んだ詩人も、というのは彼女の多情さにつながり、共感をそぐことになって日本人受けしなかったでしょうから。
 でも、せりふなどは、日本版、かなりがんばっていたことが判明。
 やっぱりすごい完成度のミュージカルだった、ってことを実感しました。

 ってことで、日本版との違いを見比べてツッコミを入れるもよし、日本版との共通部分をみつけてうなずくもよし、オリジナル版の迫力にただただ唸るもよし。
 存分に楽しめるウイーン版「エリザベート」、私はまた来週も見にいきますが、それまでいつものごとく、自宅の階段で「最後のダンッスは~」と、トートになりきり、踊っています。
 
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