高校生になりたい・・

 韓国でいちばん美しい男、イ・ジュンギ主演の日韓共同製作映画「初雪の恋」を見て、年甲斐もなく心に叫んでしまったのが今日のタイトル。高校生になりたいッ・・!!
 でもそんなの無理とわかっているから、せめて相手役・宮崎あおいちゃんのかぶりものでごまかしてイ・ジュンギのクラスメートになりたい〜。
 マジでそう感想を話したら、テポドンズらには「このおばはん何とかして〜」と廃棄されちゃいましたけど。

 いやあ、それはもう、イ・ジュンギの制服姿があまりにすがすがしくて。こんな転校生がいたら、むっちゃがんばって彼とのコミュニケーションのためにハングルおぼえちゃいますよね。

 『王の男』では権力者に寵愛される美童役で韓国映画の賞という賞を総なめにしたジュンギ君、単なるきれいな若者ではなく、テコンドー強し(3段だそう)、ガタイは偉丈夫(180�。それでも韓国俳優の中ではそう身長高いといえないほう)、泣き顔が超キレイ(ここという時泣いてくれる感性のやさしさ)、とまあ、おばはんを舞い上がらせる条件ぞろい。
 こんなきれいな同級生が高校時代にいたとして、やがて徴兵されて軍隊に行き、長い手紙を毎日毎日書く恋人のせつなさ、きっと若者を成長させますよね。会えない時間が愛そだてるのさ、って、郷ひろみも歌ってましたし。
 今の日本の若手俳優も、がんばって研鑽してほしいです、カラダも貧弱、きれいなだけのカッコ倒しでは負けまっせ〜。
 いやあ、ジュンギくんに血迷って、あほなこと書きまくりでスミマセン。

ど根性弁当にちょっとカンゲキ

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 新幹線の駅弁も、最近マンネリでどうもなあ〜、って感じてたんですが、今回、山陽新幹線相生駅のお弁当で、こんなん見つけました。
 じゃあ〜ん。「ど根性弁当」。

 あの、相生の国道の割れ目から生えたど根性大根、大ちゃんにちなんだお弁当。
 いやあ、よく考えましたね。

 相生の前どれアナゴを敷き詰めて地面に見立て、真ん中に白いごはんでこんもり、大根のイメージ。
 もちろんおかずは大根の煮物、切り干し大根、大根の漬け物と、大根メニューがいっぱい。
 ついつい写メ撮っちゃいましたあ。

水の精、オンディーヌに会いに

 東京、四季自由劇場で、『オンディーヌ』を見てきました。

 私としたことが、今まで大阪でも上演されて何度も見るチャンスはあったのに、なぜか見逃していたんです。なので、オンディーヌのために東京泊。だって、終演は21時半だから、新幹線がないんですよね。

 ジロドゥの宝石のような言葉を大切に表現した本格ストレート・プレイ、その言葉の一つ一つがすばらしくて、また、ストーリーの展開がみごとすぎて、なんだかまっすぐホテルに帰るのがもったいなくなってしまい、劇場から東京タワーまで、意味もなく歩いてしまいましたよ。
 増上寺を通過する時は、ちょっとドイツのお話しの余韻がぶつかりあいましたけど、いやはや、お芝居の後の余韻までが美しいお芝居でした。

 だいたい、一目で恋した男を、我が身を賭して愛し抜く水の精の愛が、あまりに幻想的。
 最近、そういう心境からは遠ざかりすぎていませんかぁ?

 でも思うんですよ。オンディーヌがハンスと出逢った時の最初のせりふ、「なんてきれいなひと?!」……これを頭で繰り返すたび、愛なき時代の答えはそこにある、って。

 だって、ハンスは、戦争なき世に、おのれを鍛え高めるためのさすらいの旅に出、森にふみこみ、人生と向き合う男。
 きっとオンディーヌはその勇気と誇りに満ちたその生き方を「きれい」と思ったのでしょう。
 そう、現代に愛が欠けてる理由は、女をそれほど惚れこまさせる「きれいな男」がいないことが問題なんじゃないかしら。
 ・・あはは、男性諸氏方、暴言お許しのほど。でも、「オンディーヌ」を見て、女の愛のありかた、男の愛されかた、考えなおしてみるのは、ちょっと質のいい時間です。

時実さん、さようなら

 3月に亡くなられた川柳作家、時実新子さんをしのぶ会が、時実さんのお気に入りだったホテルニューオータニ神戸で催されました。

 追悼文をあれだけいくつも書いたのに、まだ、私は、お亡くなりになった事実が納得できていなかったみたいです。御主人によるスピーチで、ホスピスに臨まれた最期のありさまをお聞きし、衝撃がやみませんでした。
 先のことは考えない、なんておっしゃりながら、ご自分の持てる情報をもとに、その感性で何でもさきさき見ている方でしたからね。死と向き合っていた時、その脳裏にはきっと津波のごとく死のイメージがを押し寄せていたことでしょう。その数々を思ってみると、壮絶な時間だったことでしょう。今一度だけ、時実さんにお目にかかってお話ししたい、そんな気持ちを隠せません。

 大勢のご友人、お仲間がおありの中、私なんかがたった一人の代表でご挨拶などさせていただきましたこと、本当に恐縮でした。また、皆さんの前に立った瞬間、ただ時実さんとの思い出ばかりがこみあげてきて、お喋りな私としたことが、スピーチらしきものにもなっておらず、申し訳ありませんでした。なにしろ、ただ泣けて、泣けて。

 数え切れない読者の胸に、熱いほむらのような五七五をあれほどたくさん残して去った人。
 時実さんとはご一緒に『モノ書く女の道』という対談集を出しましたが、同じモノ書く女、私も時実さんのように、これだけ多くの心に溶けずに残る言葉を残せるでしょうか。さよならの後に、私たちの明日が始まった気がしています。

初甲子園は黒星で

 今日は甲子園。ことし初めての甲子園。
 でも冬の間ごぶさたしてるうちに、甲子園は改修中で、あのシンボリックな蔦の這う外壁がとりはらわれ、代わりにぐるり、蔦のプリントのパネルで取り囲まれちゃってるんですけど、やっぱりどうにも違和感が。
 どんなかたちで改修は仕上がるんでしょうかね。気になるところです。

 さて、試合の方は。
 今夜は珍しく、アルプス席でした。ここは熱いよ!
 ぎっしり埋めた5万観客、もっとも熱いライトスタンドは、北朝鮮も真っ青の、一糸乱れぬ応援がみごと。
 打たなくても、頭が下がるほど前向きなので、つい「何やってんのよ」「舐めとんか〜」とツッコみ入れてしまうのはヒンシュクものです。

 昨日の劇的延長逆転勝利よ今一度、で、負けててもみんな9回裏まで帰ろうとしません。
 だって昨日は3点差からみごと返して逆転勝ちをおさめたんだもんね。
 夢よもう一度、でしたが、今夜はさすがにだめで、結果はあーあ、しんど、の5対2でした。

 まあ長いシーズン、こんな日もあるわなと帰路につきます。私にとっては、やっぱり甲子園っていう場所が力をいっぱいくれるので、勝っても負けても、それなりに満たされて帰る、というわけです。
 今年もやっぱり行きまっせ、甲子園。

本場のエリザベートにまた踊る

 きょうは、大好きな「エリザベート」を見てきました。宝塚ではありません。本場ウイーンからオールオリジナルキャストで行う引越し公演です。
 ほんとならウイーンに行かなきゃ見られない舞台なんだから、行くっきゃないでしょ。
 大阪公演の後は東京にも行くそうですが、東京では舞台が小さくて大道具が入りきらないらしいんですよね。たしかに、次々登場する書き割りはウイーンの美しい景色がいっぱいで、一度でも訪ねたことのある人にはそれもこたえられない見どころです。

さて、ミュージカルは、と言いますと。
 
 いや〜、最初、オーバーチュアでトート(死)が登場した時には、白シャツに白パンツ、たいして長くない金髪で、えらい地味なトートやな〜、と思っちゃったけど、シーンがすすむうちに前言撤回。
 その声量、そのパワフルさ、フェロモン全開ですごいの何の。
 こんなセクシーなトートなら、そりゃ皇妃もぐらつくでしょう。
 それに、ただの悪役として描かれている皇太后ゾフィーが、そむいていく息子への嘆きを歌う母としての独唱は、日本版にはなく、じんときました。
 善悪をはっきり役割分担させて、メイクまで一目でそれとわかるものにしちゃうのは、日本古来の、歌舞伎なんかのやりかたですものね。

 あと、オーストリアの複雑な歴史や、ハプスブルグ家の家系など、日本人にわかりにくいシーンが割愛されていたことも発見。
 カットされて当然かなと思ったのは、エリザベートがハイネに入れあげているという部分。皇帝と、トート、その他に死んだ詩人も、というのは彼女の多情さにつながり、共感をそぐことになって日本人受けしなかったでしょうから。
 でも、せりふなどは、日本版、かなりがんばっていたことが判明。
 やっぱりすごい完成度のミュージカルだった、ってことを実感しました。

 ってことで、日本版との違いを見比べてツッコミを入れるもよし、日本版との共通部分をみつけてうなずくもよし、オリジナル版の迫力にただただ唸るもよし。
 存分に楽しめるウイーン版「エリザベート」、私はまた来週も見にいきますが、それまでいつものごとく、自宅の階段で「最後のダンッスは〜」と、トートになりきり、踊っています。
 

ごちそうか、罰ゲームか

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 今夜は珍しくテポドン抜きで、オッパーと二人でおなじみの寿司屋に行ってきました。(注※オッパー=うちのダンナのことです。アクセントは後ろ。)
 お寿司屋さんも春なんですね〜、板さん、次々と珍しい春の味を出してくれ、カウンターでは
「うっわ。この店にこんなええもんあったんか〜」
 と失礼きわまりないことをのたまいながら、オッパー、ウハウハ。

 どんなええもんかと言いますと・・・ 
 � 「はいよっ、まずは、のれそれ。透き通って美しいやつをナマでどーぞ」
  って、あのー、私、お刺身とかナマもの、あんま好きくないんす、すんません。 
 � 「ほんじゃこれどうでい。じゃ〜ん!」
  金魚鉢みたいなガラスの器が出てきました。さあ何でしょ。
 ! げっ。中には何かおよいでる。
  ちょっとちょっと、生きて、なんかうようよ、泳いでますがな〜。これ何? グッピー? → 写真を見よ。
   「アナゴの稚魚、とれとれの、いきいきでっせ、躍り食いをご賞味あれ」
  きゃー、無理〜。

   昔、テレビの撮影でも、グルメのコーナーで躍り食い出されたことあったんですがパスしたんですよ、こらえてくださいよ。
 � 「じゃあ、お好きなタコでも切りましょかい」
   そう、タコなら大好き。なんせ、女の好物、いも、タコ、なんきん、だものね。
   ・・・て、おにいさん、これ、イキよすぎじゃない? ブツ切りったって、まだ動いてますよ。
   ひえー、お皿の中で、足先がもだえてます、付け根のとこがピチュピチュとお皿に吸い付いてますう。
    無理。

 「おまえ、寿司屋に来といて何ほざいてるんや」
 とはオッパー。
  わかってるけど、なんか食べられるもん出してくださいよ、なんでもいいから死んでるやつで火の通ってるやつ。

 板さん、こんなごちそう出したのに? というまなざしで、薩摩揚げ、上げてくれました。
 いやはや、三木生まれの山猿には、ごちそうも、まるで罰ゲーム、なのでした。

プロフィール

玉岡かおる

Author:玉岡かおる
兵庫県三木市生まれ。神戸女学院大学卒業。1989年、神戸文学賞受賞作の『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で新潮社より文壇デビュー。2007年11月「お家さん」刊行

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